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棄権の松山英樹、来週の最終戦は「治して出られれば」 “年間王者争い”に及ぼす影響は?

プレーオフシリーズ第2戦は現在、第2ラウンドが行われている。連勝を狙った松山英樹だが、第2ラウンド前に腰痛のため棄権した。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2024年8月24日 03時41分

<BMW選手権 2日目◇23日◇キャッスル・パインズGC(コロラド州)◇8130ヤード・パー72>

前週のプレーオフシリーズ初戦「フェデックス・セントジュード選手権」を制し、連勝へ向け今週の初日も1打差の2位で滑り出した松山英樹だったが、72ホールを回り切ることなくこの2戦目を終えることになった。理由についてはPGAツアーを通じ、「今朝のウォーミングアップ中に腰の違和感があり、そのせいでプレーすることが不可能、BMW選手権から棄権をしなければならなくなりました」と発表があった。

松山英樹のスイングが“教科書”になるポイントは?【写真】

2日目の朝、午前9時頃にコースに姿を現した。練習グリーンでパッティングをしたのち、打撃練習場でボールを打ち始めたが、腰を気にし始めて中断。同組で回るコリン・モリカワ(米国)に挨拶をし、そのままツアーが用意する体をケアするためのトレーラー(フィジオ)に直行し50分ほど滞在した。この時、すでにキャディやトレーナーは道具の片づけを行っている状況だった。

フィジオから出てきた松山の表情は厳しく、治療を受けていたのか疲労感もにじむ。来週行われる最終戦へ大事をとっての棄権かという質問には、「いや、そういう問題ではないかな。できないので」と回答する。次は年間王者を決める一戦になるが、そこへ向けては「治して出られれば」と話すにとどめた。

ポイントランク8位でプレーオフシリーズに入った松山は、先週の優勝でランキング3位まで浮上。そのランキング動向も気になるところだが、この欠場によりポイント獲得はゼロになるが、抜かれる可能性があるのは今週2000ptを獲得する優勝者のみ。2位は1200ptしか得られないため、現在ランキング10位までにいる選手が勝った場合、松山は4位に後退するが、それ以下になることはない。つまり、このまま3位をキープ、もしくは4位に後退するだけなので、まず上位30人がコマを進める来週の「ツアー選手権」出場は問題がない。

最終戦は、ここまでのランキングをスコア化してハンディキャップ方式で行われる。1位が10アンダー、2位が8アンダーからスタートするというものだ。3位のままなら3打差の7アンダー、4位なら6アンダーで初日を迎えることになり、その差は1ストローク。もちろん逆転に向け一打でも少ないほうがいいが、悲観するほどの大きな影響とまではいかない。

松山は車に乗り込むと、そのままコースを後にした。無事、来週の試合に出場し、日本勢初となる年間王者の座を逆転でつかみとってもらいたい。

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