ポンテベドラビーチ(フロリダ州)で開幕したザ・プレーヤーズ選手権。松山英樹と小平智が予選を通過するには残された課題がある。
2オーバーで第2ラウンドを迎える小平にとっては、まだまだ予選通過も可能だろう。サウスカロライナ、ヒルトンヘッドアイランドで行われたRBCヘリテージの優勝者である小平は、TPCソーグラスでのデビュー戦で3つボギーを叩いたものの、7番で8フィートのバーディーパットを沈め1つ取り戻した。
一方、松山にとっては試練が続く。世界ランク9位の松山は7オーバー、79で初日を終えた。最終7ホールのスコアが物語るように苦戦が続いた。PGA TOUR大会 5度の優勝を誇る松山は13番と16番でのボギー以外イーブンパーとしていたものの、17番の手強いアイランドホールで5ボギーとしてしまった。
1打目を池に打ち込み、その後3打目をドロップゾーンからバンカーに入れた。4打目はグリーンオーバーし、また池に転がり落ちてしまったため、難関のパー3で8打も叩いてしまったのだ。
PGA TOURシーズンでもこれだけ酷いスコアを出すのは松山にとって初めて。先週のウェルズファーゴ選手権の初日も77としている。
日本勢2人は下位に沈んでしまった。一方で、6選手が6アンダーでトップに並び、世界ランク1位のダスティン・ジョンソンがその中でも輝いている。ウェブ・シンプソン、アレックス・ノレン、チェッソン・ハドレー、2012年のザ・プレーヤーズ選手権の覇者マット・クーチャーそしてパトリック・カントレーもトップに名を連ね金曜日を迎える。
「歴史を誇る素晴らしい大会だね。フィールドには素晴らしい選手ばかりだからメジャーで勝つのと同じくらい大変だと思うよ。多分、どの大会よりも強い選手ばかりだね。あと、最終何ホールかに危険がひそんでいるからね」シンプソンは語った。「ゴルフの大会では最後にドラマが起こることが多くあるからね」。