米国ケンタッキー州のバルハラカントリークラブで開催された、アメリカ選抜とヨーロッパ選抜の対抗戦「ライダーカップ」の最終日。ここまで2ポイント差でリードしていたアメリカチームが、最終日に行われたシングルマッチ12戦で7勝4敗1分と勝ち越し、4大会ぶりの勝利を飾った。
最新のニュース写真をフォトギャラリーでチェック!
両チームの差は2ポイントとどちらに勝利が転ぶか分からない状況で迎えた最終日。逃げ切りを図るアメリカチームは、第1戦でアンソニー・キムがセルヒオ・ガルシア(スペイン)を5&4の大差で勝利し大会制覇へ好スタート。しかし、第2戦はヨーロッパチームのポール・ケーシー(イングランド)が粘りをみせ引き分けに終わると、続く第3戦のジャスティン・レナード、4戦目に登場したエースのフィル・ミケルソンがまさかの連敗を喫し、その差はわずかに1ポイント。アメリカチームの脳裏に悪夢の4連敗がちらつき始める。
しかし第5戦、地元ケンタッキー州での開催になみなみならぬ闘志を燃やすケニー・ペリーが気合いのこもったゴルフでヘンリック・ステンソン(スウェーデン)を3&2でくだし再び流れを米国チームに引き寄せると、第6戦のブー・ウィークリー、7戦J・B・ホームズが連勝。この勢いのまま、続く第8戦でジム・フューリクがミゲル・アンヘル・ヒメネスをくだし、この時点で5ポイント差をつけ残り4試合の結果をまたずに優勝を決めた。
残り4試合はそれぞれ2勝ずつ星を分け合い、最終ポイントはアメリカチームが16.5ポイント、ヨーロッパチームは11.5ポイントとなった。これでアメリカチームは、ライダーカップがアメリカとヨーロッパの対抗戦になってからの通算対戦成績を7勝7敗1分けの5分に戻している。