松山英樹と谷原秀人、同じ東北福祉大出身の先輩・後輩コンビが見事なチームワークを見せた。今季からダブルス競技になった米国男子ツアー「チューリッヒ・クラシック・オブ・ニューオリンズ」が27日(木)に開幕。ジャスティン・ローズ(イングランド)とヘンリク・ステンソン(スウェーデン)という今大会の注目コンビとプレーした松山、谷原組は5バーディ・2ボギーの“69”をマーク。ボールを交互に打つ難しいフォアサム方式の初日に好スタートを切った。
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この日10番ホールからスタートした松山、谷原組は13番でボギーが先行。続く14番パー3でも谷原のティショットがグリーンをショートするなど悪い流れが続いたが、この約24ヤードのアプローチを松山が直接カップイン。バーディとしてスコアをイーブンに戻すと、15番で再びボギーを叩いたが、16番パー4で再び松山がセカンドショットをピン上1メートルにつけてバーディ。ギリギリのところで踏み止まり、前半最終の18番もバーディとした松山、谷原組は1アンダーで折り返した。
後半に入ってからは危なげないプレーを披露。1番パー4では谷原のピン60センチにつけるスーパーショットでバーディを奪うと、5番パー4では松山が3メートルのパットをきっちり沈めてこの日5つ目のバーディ。8番ではティショットのミスから5メートルのパーパットを残すピンチを迎えたが、松山がこれを沈めてパーセーブ。巧みなショートゲームで互いのミスを補完し合った松山、谷原組は首位から3打差の3アンダーでホールアウトした。
初日のプレーの分岐点となった14番のチップインについて松山は、「どんな試合でも最初はなかなかかみ合わないことがある。でも、ああいう1打で変わってきますから、よかったと思います」とコメント。「16番も谷原さんがいいティショットを打ってくれて、自分もそれをピンにつけることができたのは嬉しかったですね」と前半のプレーを振り返った。