全米オープンではジョンソンがリードを維持して優勝できたから良かったものの、あの騒動、あの1罰打のせいで負けていたらと考えると怖い気さえしてくる。ルールの裁定に勝敗を左右され、その結果、負けた選手の心には大きな傷が残る。それが糧となり、モチベーションになればいいが、トラウマとなり、メンタル面から転落していくことだってある。
それを乗り越えてこその一流アスリートなのかもしれないが、アスリートだって生身の人間。付けなくてすむ傷は付けないであげたいではないか。
そう考えると、やっかみ混じりに「DJルール」と呼ばれても、今回のルール改正はUSGAとR&Aのグッジョブだと私は思う。
文 舩越園子(在米ゴルフジャーナリスト)