ジョンソンはUSGAの裁定に対しては最後まで納得しておらず、欧米メディアもUSGAの対応の仕方と下した裁定に嵐のような批判を浴びせた。
そして今、USGAとR&Aは「意図せずして偶発的に(=accidentally)グリーン上でボールが動いた場合は、無罰で元の位置にリプレースできる」とするルール改正を発表。来年1月から施行されることになった。
ゴルフのルール改正は4年に1度、五輪開催年とされているが、USGAによれば「ゴルフルールの近代化の一環」あるいは「早急に改正が必要な特殊ケース」とみなされるものは例外で、今回は特殊ケースに当たるそうだ。
米ツアー選手やキャディの間では、すでに「DJルール」と名付けられている。「ジョンソンのためのルール改正」という意味だ。これまでも「タイガー・ルール」「デュバル・ルール」「チャールズ・ハウエル・ルール」「ジェイソン・デイ・ルール」等々、トッププレーヤーのための特例と思えるような内容や形でツアーの決まりごとが変更された際、ジェラシーを込めて、そんな名前が付けられてきた。
「DJルール」という呼称にもジェラシーの臭いは漂っているが、DJ以前にも、たびたび混乱を招いてきた複雑なルールの1つがシンプルでわかりやすくなったこと、DJの騒動がきっかけとなり、あれからわずか半年で改正されたことはウエルカムだ。