「今日は試合に勝ってフェデックスカップも勝てた。この2つの勝利にはものすごく満足だよ」。ライアン・ムーア(米国)との4ホールに及ぶプレーオフを制し、年間王者に輝いたローリー・マキロイ(北アイルランド)はそう言ってはにかんだ。
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全てがマキロイに味方したと言っても良い。トップに食らいつく16番でのチップインイーグルに加え、首位を走るライアン・ムーア(米国)、ケビン・チャッペル(米国)が決めれば優勝となる18番でバーディを奪えなかったこと。そして、フェデックスランキング首位のダスティン・ジョンソン(米国)が今日3オーバーと乱調。まるで年間王者になってくださいと言わんばかりの展開となった。
「ウェッジで打ったショットが入いるのはいつだってラッキーだ。首位に追いつくためには何かないとダメだったからね。さらにDJはベストなプレーができなかったし、18番でライアンもチャペルもバーディーじゃなかった。今日はいくつも幸運があった」。
これでマキロイは念願の年間王者に。ボーナス1000万ドルもゲットした。今、思い浮かぶのは2012年の悔しさだ。マキロイはプレーオフ2戦目、3戦目と連勝しながらも、ブラント・スネデカー(米国)が最終戦を勝利し逆転でフェデックスランク1位の座を奪われた。「僕もスネデカーに逆転されたからDJの気持ちはよく分かる。だから申し訳ないとは思わないよ(笑)」。