米ツアー5勝のルーク・ドナルド。かつては世界ナンバー1にも輝いた英国人選手。メジャーでも何度も優勝間近まで迫ったが、今なおメジャータイトルは手に入れておらず、ここ数年は成績が下降気味。米ツアー優勝からは2012年を最後に遠ざかっており、そのため、今年は、この10年間、ずっと出場し続けてきたマスターズに、ついに出られなくなってしまっていた。
オーガスタではアマチュアのブライソン・デシャンボーが話題になり、そのデシャンボーが今週はプロ転向してヘリテージに出場して4位と大健闘した。
ドナルドも、かつては、今年のデシャンボーと同じように「世界一のアマチュア」と呼ばれた。そして、今週のヘリテージでは最終日を首位で迎え、来年のオーガスタへの切符をつかもうとしていた。しかし、最終日に追撃をかけてきたブランデン・グレースに追い付かれ、追い抜かれ、2位に甘んじて唇を噛み締める結果になった。
ドナルドは、このヘリテージでは過去にも2度、最終日を首位で迎えながら惜敗した経験がある。この地で優勝に王手をかけながら逃したのは今回が3度目。だが、たとえ何度首位に立とうとも、最後に首位に立っていなければ、優勝もオーガスタへの切符も手に入らない。
ヘリテージは言うでもなくメジャーでもビッグ大会でもないが、ドナルドが噛み締めた悔しさと落胆は、ドナルドにとってはスピースのそれと同じぐらい痛烈な心の痛手になったであろう。そう考えると、プロゴルフの世界は本当に厳しいなあ、残酷だなあと思わずにはいられない。