それがスピースにとって最大の「思ってもいなかった出来事」であり、最大の悔いとなった。
「この悔しさを克服するまでには時間がかかりそうだ」
7位に甘んじた松山の胸の内も悔しさでいっぱいだったが、何がどう悔しいのかは「これから考えたい」。すぐには整理がつかないぐらい、あまりにも多くのことが起こった4日間だった。
3月末に男の子が無事に生まれたおかげでウイレットが今年のマスターズに出場できたこと自体、予想外で予定外。そして、2連覇に王手をかけていたスピースがまさかの大叩きを喫し、マイアミで楽しく会話を交わした松山が序盤から後退し、その中で自分はノーボギーの見事なゴルフで勝利をモノにしたこと。それはウイレットにとっては「まだ信じられない」というほどの「思ってもいなかった」うれしい勝利だった。
「今日は僕の日だった」