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あのとき松山は前週のホンダクラシックを股関節痛で途中棄権した直後だった。ウイレットは愛妻の第1子出産がマスターズウィークと重なると見られており、「おそらくマスターズには出ない」と公表したばかりで、ちょっとした“注目の人”となっていた。
そんな2人がプレー中に談笑していたものだから、会話の内容が気になり、ラウンド後にウイレットに尋ねてみると、彼は松山が故障で棄権したばかりだったことは全然知らず、松山がフロリダに家を買ってアメリカに拠点を置いていることを「初めて知った」と言っていた。
「ヒデキの英語はわかりやすくてグッドだね。明日はもっと話をしてみようかな」
たわいない会話を交わしながらマイアミで2日間をともに回ったあのとき、松山は、まさかそのウィレットが4週間後のマスターズで優勝することになるとは、きっと思っていなかっただろう。