松山英樹は一時首位に並ぶも猛追及ばず…
結果的にスコットは初優勝を飾ったジャスティン・トーマスから1打差の2位に終わったが、「こんなにいいプレーができたのは久しぶりだ」と満面の笑顔を見せた。来年1月1日からはアンカリングが禁止されるため、スコットはようやくロングパターをレギュラーパターに持ち替えて、不慣れなクロウグリップを試し、手ごたえを得た様子だ。
「老犬も、まだまだやれるところを見せていきたい」
米ツアーきってのハンサムボーイに自らを「老犬」と言わしめたもの。それは、もちろん昨今の若者たちの大躍進だ。
昨季終盤から今日までを振り返ってみると、プレーオフ第1戦のバークレーズを制したのは27歳のジェイソン・デイ。次なるドイツ銀行選手権で優勝したのは26歳のリッキー・ファウラー。BMW選手権は再びデイが勝利を挙げ、最終戦のツアー選手権を制して総合優勝に輝いたのは22歳のジョーダン・スピースだった。