初日は“74”の4オーバーで98位タイと出遅れた石川遼。2日目も3バーディ・6ボギー・1ダブルボギーの“75”で巻き返すことができず、トータル9オーバーの107位タイで予選通過とはならなかった。
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モンスターコースに歯が立たなかった。今年開催コースとなったチェンバーズベイGCは、強烈なアンジュレーションに高低差、全面フェスキュー芝のリンクス、『全米オープン』としては異例の舞台だ。「バーディの後にミスしてって感じだった。難しいコースですし、ひとつのミスがボギーになる。そのボギーすらナイスボギーだったりする」と振り返った石川。難コースに飲み込まれ自分のゴルフができなかった。
「いっぱいいっぱいなところはあったんで、これが現状だと思いますし、すごくはっきりとわかったというか、もう一回作り上げていかなきゃいけないなと思います。次にメジャー出るとき、全米オープンみたいに世界で一番難しいと言われているセッティングにくるときには、もっと違った状態で来なきゃいけないと思う」。
「常にぐらついてた状態だった。綱渡りだった。コースに対する知識不足というよりは、自分のスイングに対する不信感があった」というショットが足を引っ張った。「このゴルフで全米オープンに」と意気込み大会に臨むも、その意気込みとは裏腹に初日こそ78%でフェアウェイを捕らえていたが、この日は50%に落ち込み、さらにパーオン率も44%と苦戦。2日でボギー12個叩いた。「構えたら、構えたときのボックスの中でやるべきことをやらなきゃいけない」ことができなかった。