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【舩越園子コラム】開幕2試合、それぞれの意義

【舩越園子コラム】開幕2試合、それぞれの意義

配信日時:2014年10月20日 11時35分

 ウエイクフォレスト大学時代から中尺パターを武器にして戦い、2012年全米オープンを含む米ツアー4勝を挙げてきたシンプソン。しかし、米ツアーでは2016年1月からロングパターが禁止になるため、シンプソンは今季1年間をかけて中尺パターからレギュラーパターへシフトしていくつもりでいる。

 すでに「練習時間の半分はレギュラーパターを握っている」。そして、レギュラーパターを使用する初大会にしようと秘かに心に決めているのは、日本のダンロップフェニックスなのだそうだ。そこから先はレギュラーパターへの完全シフトを目指していく予定。愛用してきた中尺パターとは、このラスベガスを最後に試合では「メイビー、サヨナラ」と感慨深げだった。

 松山英樹は昨年に引き続き今年も開幕戦で3位になり、今週の第2戦は10位と開幕2試合でいきなり好成績を収めた。「順位は求めないとプロじゃない。結果を出してナンボだと思う」と結果には満足していたが、「ムラがあった」と振り返ったパットには大いなる不満を示し、「次なる優勝、メジャーに勝つためには今のままのパッティングでは絶対に勝てない」。自分のゴルフの現状と課題をしっかり確認できたことが、松山にとっての開幕2試合の意義だった。

 石川遼は開幕戦が19位、第2戦は昨年2位、今年28位と順位的には下がったが、予選落ちが濃厚と言えるほど大きく出遅れながらも「100位以下のスタートから、ここに戻ってこれた」という挽回実績を作った意義は大きい。

 そして、優勝したベン・マーティンは、プロ5年目、米ツアー2年目にして勝利をつかみ、かつてのように下部ツアーを転戦する生活から向こう2年間は確実に離れられる立場を確保した。下部ツアーの熾烈さ、大変さを身を持って味わってきた選手にとって、その意義は何よりも大きい。

 今はまだ移行期にある開幕シリーズの在り方は「フィールドが厚くなっていけば、スポンサーも増え、賞金も増え、これからさらに変わっていく」と米ツアーのメディアオフィシャル、マーク・スティーブンスは予想する。

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