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【舩越園子コラム】新シーズンは複雑な1年になる!?

【舩越園子コラム】新シーズンは複雑な1年になる!?

配信日時:2014年10月7日 12時08分

ライダーカップの余波も残る中、新シーズン開幕 (Photo by Robert Beck Sports IllustratedGetty Images)
ライダーカップの余波も残る中、新シーズン開幕 (Photo by Robert Beck Sports IllustratedGetty Images)
 今週、米ツアーは早くも2014―15年シーズンの開幕戦、フライズコム・オープンを迎えようとしている。新シーズンは一体どんな1年になるのだろうかと考えたとき、まず感じられるのは、複雑な1年になりそうだという予感である。

松山英樹「昨年以上の成績を」2年目のシーズンへ抱負

 世界ナンバー1の座には、すでに北アイルランドのローリー・マキロイが君臨し続けており、ゴルフ界の時代の担い手はタイガー・ウッズからマキロイへ移行しつつある。

 ナンバー1の座のみならず、世界ランクのトップ10、トップ20を眺めてみても、米国選手のシェアは、ぎりぎり50%。他はスペインのセルヒオ・ガルシアやスウエーデンのヘンリック・ステンソンといった欧州勢やアダム・スコットジェイソン・デイらの豪州勢で占められており、明らかに多国籍化が進んでいる。もちろん、その中に日の丸を1つ掲げている松山英樹の大健闘ぶりは言うまでもない。

 メジャー4大会を振り返ってみても、14年シーズンの米国人チャンピオンはマスターズを制したバッバ・ワトソンのみで、他の3つは全米オープンがドイツのマーティン・カイマー全英オープンと全米プロはマキロイ。メジャーチャンプは欧州勢が4分の3を占めたことになる。

 そして、先週開催されたライダーカップが米ゴルフ界にさらに暗い陰を落としてしまった。欧州チームが米国チームを圧勝したという勝敗の結果だけなら、米ゴルフ界の今後の不安をさほど感じることはなかったはずだ。が、今回はキャプテンを務めたトム・ワトソンの采配を巡り、チームメンバーたちの不協和音が大会初日から勃発。徐々に激化し、噴出するという最悪の流れになってしまった。挙句の果てに、キャプテンのワトソンが「私のミスだ」と謝罪する異例の事態。

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