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【舩越園子コラム】松山にもう1つ「あったらいいな」と思うもの

【舩越園子コラム】松山にもう1つ「あったらいいな」と思うもの

配信日時:2014年9月8日 12時07分

 しかし……今季の悩みや苦労を、できることなら来季は軽減したいものだ。今日のような瀬戸際で、あるいはメジャー大会のようなビッグ大会で、プレッシャーと向き合いながらプレーするとき、自分と相棒キャディの進藤大典以外に、もう1人、いやもう1つ、松山の拠り所となるものがあったら、そのほうがきっと気持ちも楽になり、戦いそのものにもっと集中できるはずだから。

 今大会で優勝したビリー・ホーシェルは、今季からマーク・ホートンなる“統計のプロ”を自分のサポートチームの一員に迎え、それが「ビッグヘルプになっている」と何度も強調していた。

 そのホートンは英国人。膨大な統計データを解析し、そこから選手に最適なゲームプランやコースマネジメントを作り出すプロフェッショナルで、ブラント・スネデカーらが助言を求め始めたところ、みるみる効果が表われた。スネデカーの2012年のフェデックスカップ総合優勝もホートンの陰の手助けが大きかったという話は米ゴルフ界では有名だ。

 そして、ホーシェルもホートンの手助けを今年から仰ぎ始め、「みるみる効果」とはいかなかったが、このプレーオフでは先週の第2戦で2位、そして今週の第3戦は優勝。シーズンエンドのここぞという場面になって効果が表われている。

 それを聞いて私は思った。もしもホートンがチーム松山の一員だったら、たとえば今週のように「大会で何位になったらフェデックスランクは何位で……」「あのホールまでをイーブンで回ったとしたら、残る何ホールで勝負をかける場合、どこでどうしたら……」といったことを、すべて事前にシミュレーションし、コースマネジメントから目標の置き方まで細かくアドバイスしてくれたはずだ。

 メモリアル以降、ダメ出しばかりしていたと言った松山のショットやパットは、一体、何がどうなっていたのか。その答えもホートンなら統計的に分析し、割り出し、答えをくれたことだろう。

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