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マキロイ時代の検証 #4 25歳、メジャー4勝までの道程

マキロイ時代の検証 #4 25歳、メジャー4勝までの道程

配信日時:2014年8月29日 08時53分

・プロ転向後、ツアー初優勝までの道程

 1989年5月4日生まれ、北アイルランド出身のローリー・マキロイがプロ転向したのは2007年9月だった。欧州ツアー参戦2試合目となる「アルフレッド・ダンヒルリンクス選手権」で4位、翌週の「マドリードオープン」で3位に入り翌年の欧州シード権を獲得したマキロイ。 多くの試合で優勝争いに絡むものの最終日の詰めが甘く、初優勝するまでにはプロ転向後1年5か月かかった。

 39試合目となる2009年「ドバイ・デザートクラシック」で優勝。米ツアーでは参戦17戦目、2010年「クエイルホロー(現ウェルスファーゴ)選手権」で初優勝を飾っている。ちなみにタイガーはプロ転向後5試合目「ラスベガス インビテーショナル」で初優勝している。

マスターズでの苦い経験(2011年)

 マキロイにとってメジャー戦、最終日の厳しさを経験したのは2011年マスターズだった。3日目を終えて4打差の単独トップと念願のグリーンジャケットに向かって絶好のポジションにいたマキロイだったが、前半で1オーバー、1打差と迫られる中で10番でティーショットを左に曲げてトリプルボギー。後半は「43」と大きくスコアーを崩してしまい最終日は「80」。最終順位は15位まで落ちてしまった。(優勝はC・シュワーツェル)

・歴史的な記録を残した 全米オープン制覇、全米プロ優勝

マスターズで優勝を逃がしてしまったマキロイは2か月後、全米オープンでメジャー初制覇を達成。最も過酷な戦いと呼ばれる全米オープンで通算16アンダー、2位と8打差をつける圧勝。そして、翌年の全米プロでも通算13アンダー、2位とは8打差と攻めのゴルフを展開して圧倒的な強さを見せつけていた。2012年はアメリカと欧州の両ツアーで賞金王。世界ランクでは2012年3月から2013年3月までの間37週間トップの座に君臨していた。

・用具契約変更、所属事務所問題(2013年)

 世界ランク1位になると注目度は上がりマキロイにとって自身への目標設定、周りからの期待や取材の要求度も増してくる。2013年1月はこれまで使っていたボールやクラブを一新、NIKEと総合契約(10年推定約250億円)を発表。加えて2011年夏から交際を始めた女子テニス選手(キャロライン・ウォズニアッキ)と接する時間に対しても批判を受けるようになる。コース内のパフォーマンスは前年度のような冴えがなかった。

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