ALBA Net  ゴルフ
ALBA Net  ゴルフ
注目!
ツアー情報

米国男子ゴルフ PGAツアー

ほぼ全試合リアルタイム速報配信!

【舩越園子コラム】石川と松山、それぞれの“らしさ”

【舩越園子コラム】石川と松山、それぞれの“らしさ”

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2014年1月27日 12時24分

 けれど、シード落ちの危機に瀕しながらファイナル4戦で敗者復活を果たし、苦しみながら這い上がってきたことで石川は変わった。米ツアーの「層が厚い」の本当の意味、周囲の選手たちの本当の底力を肌身で感じ取り、それらを吸収し、我が物にした。

 だからなのだろう。今日の石川は優勝争いができる位置からスタートし、一時的には首位に並んだりもしたのだが、彼自身は「(優勝スコアは)10アンダーはいくと思っていたから、優勝は遠いと思って、リーダーボードはほとんど見なかった」。

 初めてボードを見たのは15番グリーンだったそうだ。そのとき石川は現実の目標として「トップ10のチャンスはある。がんばろう」と自身に言い聞かせた。実際にトップ10入りしたホールアウト後も「予選はしっかり通る(べき)もの。どんな調子であっても、予選を通れば、ここまで来れる」ということに満足感を示した。

 それは、米ツアーで2年目を迎える石川だからこそ感じられる満足感。2年目の石川らしい変化だ。彼は1年目の経験を生かし、大きく変化している。その変化のことを、別名、「成長」と呼ぶのだろう。

 それならば、米ツアー1年目を迎えたばかりの松山は、まるで昨季の石川とそっくりかと言えば、そうではない。松山が変化して成長するには、やっぱり2年目まで待たなければならないのかと言えば、そうではない。松山は1年目にも関わらず、すでに2年目の石川と同じような目線で米ツアーにおける自分の立ち位置を見つめることを知っている。

 だからこそ松山は、ショットが悪くてもスコアを作り、順位を1つでも2つでも上げることを「今やるべきこと、できること」と捉えることができている。「いいパットが入っている」「去年、米ツアーで学んだことがショートゲームに生かせている」と好材料を見つけることもできている。そんな前向きな姿勢が、8週間のブランク明けの試合出場で16位という、まずまずの好発進につながったのだと思う。

読まれています

PGAツアー 週間アクセスランキング

ランキングをもっと見る

大会情報

現在開催中の大会はありません。

おすすめコンテンツ

関連サイト