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【舩越園子コラム】素晴らしき敗者と勝者

【舩越園子コラム】素晴らしき敗者と勝者

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2013年12月2日 12時37分

(Photo by Matt KingGetty Images)
(Photo by Matt KingGetty Images)
 4日間72ホールを最少スコアで回った者が勝利する。それがゴルフの戦いの鉄則だ。本来なら、その「最少スコア」以外に勝敗を左右する基準は存在しない。「誰かが勝つべき」「誰かが勝って然るべき」なんてものもない。

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 だが、「あの人に勝ってほしい」「あの人に勝たせたい」という願いや感情は湧いてくる。そして「あの人」に当たる選手本人も「どうしても勝ちたい」「今、ここで、絶対に勝ちたい」という強い感情を胸に抱く。そして、そうなる背景には、さまざまなストーリーが絡んでくる。

 今週、シドニーで開催されたオーストラリアン・オープンは「どうしても、あの人に勝ってほしい。勝たせたい……」という特殊な雰囲気に包まれていた。「あの人」とは、アダム・スコットのこと。彼自身も勝利を願い、母国の人々も彼の勝利を心の底から願っていたのだが、単独首位で最終日を迎えたスコットを抑え込み、ローリー・マキロイが勝利するという大逆転劇が起こった。

 なぜ、スコットの優勝が期待されていたかと言えば、そのワケはオーストラリアが彼の母国という以外にもいろいろあった。ネクスト・タイガーと目され、すぐにでもメジャー優勝と期待されながら、メジャーで惜敗続きだったスコットが、今年、ついにマスターズを制し、メジャーチャンプになった。

 オーストラリア人選手によるマスターズ初制覇。そんな記念の年に、マスターズ優勝以来、初めての帰国となったスコットを母国の人々が大歓迎したのは当然の流れだった。

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