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【舩越園子コラム】「Matsuyama」の風刺ネタに思うこと

【舩越園子コラム】「Matsuyama」の風刺ネタに思うこと

配信日時:2013年11月11日 12時15分

(Photo by Robert LabergeGetty Images)
(Photo by Robert LabergeGetty Images)
 今週の米ツアーは開幕第5戦のマクグラデリー・クラシックが開催されていた。だが、この大会に対する日本の注目は限りなくゼロに近かった。なぜなら、言うまでもなく、石川遼松山英樹も出場していなかったからだ。

松山、石川の米国新シーズンがスタート どれだけ活躍できる?

 「日本人選手が出ていないんだから興味ないよ」と日本のゴルフファンが言ったとしても、それはまあ、そうなんだろうなあと頷ける。だが、米ツアーの新シーズンの開幕シリーズだと言うのに、お膝元の米国のゴルフファンが、いやいや肝心の米ツアー選手たちまでもが「興味ない」と言うようでは、米ツアーの先行きが心配になる。

 米ツアーは今年から大幅なシステム変更の実施に踏み切り、新たなシーズンの開幕時期が従来の1月から10月へ前倒しされた。そして、これまでは「フォールシリーズ」と呼ばれていた10月からの4〜6試合が今年からは「シーズンオープニングシリーズ=開幕シリーズ」という名に改められた。それはもちろん、米ツアーに思惑、目的があるからこその大幅改革だ。

 しかし、初の試みである今年の現状は、米メディアによれば「惨憺たるもの」との酷評だ。ある米ゴルフ雑誌に、ちょっと嫌味を込めながら面白おかしく綴る風刺的な時評欄が設けられている。私はそこを読むたびに毎回くすっと笑ってしまうのだが、そこに、こんな下りを発見した。

 『米ツアーの新システム下の新シーズンはフライズコム・オープンから開幕したが、その大会の出場選手の中のトップランクは世界ランク30位(当時)のHideki Matsuyamaだった――結局、何にも変わってないね』

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