ALBA Net  ゴルフ
ALBA Net  ゴルフ
注目!
ツアー情報

米国男子ゴルフ PGAツアー

ほぼ全試合リアルタイム速報配信!

【舩越園子コラム】松山と石川の「なぜ?」を考える

【舩越園子コラム】松山と石川の「なぜ?」を考える

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2013年10月14日 15時37分

 「4日間で一番うまくいかなかった日。それが今日だった」。直接的な原因は「パットのタッチが合っていなかった。タッチを掴み切れずに終わってしまった」と石川は言った。だが、パットのタッチは前日も課題だった。けれど、前日はパットをショットで補い、4アンダーで回ることができた。それなのに一番大事な最終日にパットをショットで、場合によってはショットをパットで、補完し切れず、スコアを落とす結果になってしまったのは、なぜなのだろう。

 「(結果に対する)満足感はほぼゼロ。でも充実はしている」と石川は言った。その言葉は、強がりにも聞こえなくはないけれど、昨季にシード落ちの危機に瀕し、そこから這い上がってきた今の石川は、この言葉を心の底から本気で言ったのだと思う。遅々とした歩みではあるけれど、ほんの少しは前進している。だから充実している。石川はそう言いたかったのだろう。

 11年のWGCブリヂストン招待。昨季のRBCヘリテージ。過去にも優勝が狙える位置で最終日を迎え、ガラガラと崩れたことがあった。それと比べれば、今日は「緊張がスイングに出なかった」。それだけで大いに満足。それぐらい米ツアーにおける成長の速度は遅く、難しい。

 だから、この米ツアーには、イケイケの勢いだけでは掴み切れないものがたくさんある。なぜ?どうして?いくら首を傾げても解明できない謎がいっぱいある。割り切れないこと、納得できないこと、悔しすぎてたまらないことがいくらでも起きる。

 そんなとき、頼りになるものは、日頃から培った技術と肉体が大前提になるのだけれど、最後の最後の砦になるのは自分自身の強い気持ちだ。

 松山いわく、「いいスタートを切ったのに、途中から失速して、勢いを最後まで続けられなかった。最後まで勢いを続けられなきゃ逆転優勝はなかなかできない。途中でどういう気持ちの持っていき方をするか。そこを勉強したい」。

読まれています

PGAツアー 週間アクセスランキング

ランキングをもっと見る

大会情報

現在開催中の大会はありません。

おすすめコンテンツ

関連サイト