松山英樹が米ツアーシード獲得圏内に突入
なるほど。練習グリーンを見渡してみたら、そこにいたのはジム・フューリクとババ・ワトソン。「両方にいる選手の中でメジャータイトルがないのは、イアン・ポールターと松山くんだけだね」と言うと、松山は「やっべえ……」と苦笑い。
そうこうしていたら、同組で回るアンヘル・カブレラが後方からやってきて、横をすり抜けていった。松山は「でっけえ。子供とお相撲さんの勝負だなあ」。
「やっべえ」の苦笑は、メジャーで優勝することに現実味を感じているからこその苦笑。「でっけえ」という驚きは「でも負けないぞ」という対抗意識の表われだったように思う。
先の全英オープンではフィル・ミケルソンと予選2日間を回り、「パットを入れにいく姿勢がすごい」と痛感したら、そのミケルソンが優勝した。今大会ではタイガー・ウッズと同組になり、2日目は米ツアー最少スコアの「59」をマークしそうなゾーン状態のウッズを間近で眺めた。