「2022年はクレージーな1年だった。何もかもあっという間に起こったけれど、このオフにはしっかりと振り返ることができた。2勝を挙げたが、もっと練習に励まないとならない。そして2023年はもっといい年にしたい」と堂々とコメント。そして今年の目標は「大きな試合で勝てれば…」とメジャー勝利も視野に新しい1年を戦う。
一方、2021年の新人王ウィル・ザラトリス(米国)は、フェデックスカップ・ランキング3位で迎えた昨季の最終戦を“腰痛”であえなく欠場。今大会は約5カ月ぶりの復帰戦となる。
「椎間板の痛みはスイングが原因だった」と26歳。「スイングを理解するのに大きな時間をかけた。タイトリストのパフォーマンスセンターのローズ医師と分析して、僕のスイングがどのように右腰に負担をかけているのか理解した。右腰が高くなっていて『痛めるのは当然』とドクターに言われた」とスイング改造に着手した。
12週間と言われた安静時間に数週間を加えて完治を目指し、さらに約1.25インチ短いドライバーに交換。「それでもスイングスピードはまったく変わっていない」と自信をみせる。過去2年は
腰痛に苦しめられてきたザラトリスだが、「すべてがとてもいい感じ。体のことも理解できた。このまま続けられれば次の勝利は近い」と自身へ期待をかけた。(文・武川玲子=米国在住)
