「全米プロ」覇者のジャスティン・トーマス(米国)はトータル2アンダーからのスタートで優勝は厳しい位置だが、「マスターズ」覇者のスコッティ・シェフラー(米国)と、「全米オープン」覇者のフィッツパトリックには同一シーズンでのメジャー複数回優勝の可能性がある。シェフラーは首位と5打差のトータル11アンダー・5位タイから、フィッツパトリックは7打差のトータル9アンダー・8位タイから逆転を狙う。
トータル11アンダー・5位タイでスタートするキム・シウー(韓国)には、アジア人初の全英オープン優勝の期待がかかる。シウーにとって今大会はメジャー23度目の出場で、21年マスターズの12位タイが最高成績。このままの順位で大会を終えれば、自身初のメジャーでのトップ10入りとなる。
優勝争いとは関係ないが、19年大会覇者のシェーン・ローリー(アイルランド)は、3日目の9番と10番のパー4で連続イーグルを奪った。パー4での連続イーグルは4大メジャーでは初の快挙。ローリーの米ツアーのキャリアのなかで、それまでパー4でのイーグルは3つだった。