皆さんには、それを頭の片隅に残して、全英オープンを楽しんでいただきたい。次世代の子どもやその子どもに、語り次ぐことのできる最高の出来事になるだろう」
また、スランバーズ氏は昨今のゴルフ界を騒がしているサウジの新リーグ『LIVゴルフ』にも触れている。「選手がどこでプレーするかは自由だし、賞金を受け取るのも自由。それについては、なんら問題はない」と話す一方で、今後のゴルフ界全体に及ぼす影響を懸念している。
「近年、われわれはこのスポーツの発展のために尽力してきた。R&Aも世界中のゴルフ発展・育成・強化のために、若くて才能豊かな選手たちが成長して活躍できるように、全英オープンで得た金額から多額の資金を投入してきた」
続けて、「われわれは多様性を重んじている。より多くの人々が競技に参加してゴルフ人口が増加することこそ重要であり、注力していくべきだと考えている。少ない人数だけで話し合うのではなく、より間口の広いスポーツにしていかなければならない」と、限られた出場人数で競うLIVゴルフに対しての見解を示した。