「18番はワンオンのチャンスがあるとして、(イーブンで上がるためには)17番は絶対にボギーを打てない」と状況を把握。そして強い気持ちを奮い立たせた。60度のフェースを思い切り開いて、勇気をふり絞って振り抜いた1打は、2メートルにオン。「必至にセーブできた」とパーで切り抜けた。
そして最後の18番では“予定通り”の1オン・2パットでバーディ締め。6時間に及ぶ初日の“戦い”を終えた。
「マスターズ」、「全米オープン」と予選落ちを喫して迎えた今季メジャー3戦目。2日間では終わりたくない。「長い1日を乗り越えられたので、あすへの準備をして。アンダーパー目指して戦えたらなと思います」。もう、弱音を吐くことはない。(文・笠井あかり)