いよいよ開幕を迎えた第150回「全英オープン」。早朝の午前6時46分に1番ティに立ったバークレイ・ブラウン(イングランド)は前夜あまりよく眠れずに緊張の面持ちだった。
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「オールドコースで全英オープンに出場することは本当に夢だった。スタートは信じられないほどナーバスだった」と21歳は「落ち着くのに数ホールかかってしまった。それからようやく良いショットが打てるようになった」という。
この数週間はブラウンにとっては嵐のように慌ただしく過ぎた。6月28日にイングランドのホリンウェルGCで開催された全英オープンの最終予選会では、1日36ホールの戦いを4アンダーで突破。その後は英国のナショナルチームに合流してロイヤル・セント・ジョージズでウオーカーカップの練習を行い、「良いリンクスコースの練習になった」と振り返った。
家族とガールフレンドをともにセント・アンドリュースに到着したのは日曜日。街に家を借り調整に励んだが、「頭の中はゴルフのことでいっぱい。気持ちが高ぶるのを抑えるのがやっとだった」と初出場の全英オープンは興奮だらけ。