「構えから…後ろ姿が大きく見えました。体も大きく見えるし、オーラを感じました」と話すのは桂川。初めての松山とのプレーで最初は緊張していたが、「松山さんから優しく声をかけてくださりました」と出身地や出身高校などの自己紹介から会話はスタート。自身が課題とするショートゲームを中心に、ウェッジのロフトなどギアについても話を弾ませた。
いたるところに点在するポットバンカーでは、桂川が脱出に手こずっていると『ビビらずに振れ』という松山からのアドバイスも。「とりあえず振るしかないですね」と、9ホールで得た学びを反芻(はんすう)させた。
後輩たちに“手本”を見せた松山。大会初日はウィル・ザラトリス、トニー・フィナウ(ともに米国)と午前10時20分(日本時間午後6時20分)に、日本勢一番手として出陣する。メジャー2勝目へ。こちらも“手本”となるようなビッグスコアを期待せずにはいられない。(文・笠井あかり)