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優勝届かずも魅せたタイガーチャージ!激動のサンデーバックナインを振り返る

優勝届かずも魅せたタイガーチャージ!激動のサンデーバックナインを振り返る

所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita

配信日時:2018年8月13日 08時45分

だが、次の14番はアイアンで放ったティショットを右に曲げてラフへ。2打目はラフごと強引に打ったが、グリーンには届かず。さらに手前のフェアウェイからのアプローチを約4mと寄せられず。結局、このパーパットも決まらず14番グリーンにいた全員が頭を抱えた。

だが、切り替えが早いのがウッズの魅力だ。続く15番、フェアウェイからの残り164ヤードの2打目はピンにピタリ。だが、ウッズは“直接決めたかった”とばかりにクラブを地面にたたきつけ怒りを表した。このバウンスバックで、すぐさまトータル13アンダーに戻す。この時点で首位を走るブルックス・ケプカ(米国)とは1打差。ギャラリーの期待も高まる。

連続バーディの期待高まる16番パー3は、約6mのバーディパットを決められずパー。右手で“もうちょい”の仕草を見せる。残すはあと2ホールとなった。

次の17番はこの日16番目の難易度。優勝に向け絶対バーディを獲りたいホール。だが、ドライバーで放ったティショットは大きく右へ。またしてもクラブを地面にたたきつけ激昂。そのティショットが行った先はクリークすれすれの長い草が生い茂るハザード内のラフ。ラフごと持って行ったが結局フェアウェイに出すだけとなる。

残り234ヤードの3打目は絶対に寄せたいところだったが、グリーン左手前のバンカーへ。さらにこのバンカーショットを寄せられず2.7m残したがこのパーパットを沈めて望みをつなぐ。なお、このときの17番グリーン脇にはリーダーボードがあり、ケプカが16アンダーまで伸ばしたことが表示されていた。

3打差で迎えた最終ホール。差はついたが、諦めないファンからは「レッツゴータイガー」の熱い声援が飛び交った。期待に応えるかのように、ティショットをフェアウェイに置くと、2打目はピン手前6mに。グリーンに上がってくるウッズには、またしても「レッツゴータイガー」コールがいたるところから起きた。そして大ギャラリーの「イン・ザ・ホール」の声援が乗り移った球はそのままカップへ。バーディで激動のサンデーバックナインを締めくくった。

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