<JLPGA最終プロテスト 最終日◇7日◇静ヒルズカントリークラブ(茨城県)◇6462ヤード・パー72>
ツアー外競技「マイナビ ネクストヒロインツアー」の今季第3戦でアマチュア優勝を果たした山本唯依が、トータル2アンダー・14位タイで合格を果たした。最終日は合格ラインに1打の余裕を持つ3アンダー・14位からのスタート。1番でいきなりボギーを叩く苦しい展開となったが、粘り強く合格圏内をキープした。
2番でバウンスバックに成功したが、その後はなかなかチャンスが作れなかった。「ずっとしんどいゴルフで、後半も先にボギーを打ってしまった。15番でバーディを取り返せて、ちょっと楽になったのかなと思います」。
それでも、プレッシャーから解放されたわけではなく、終盤17番でボギー。「今まで打てていたパターが打てなくなったり、最後までけっこうヒヤヒヤする場面がありました」と振り返った。
大阪学院大学高時代には、1学年上に川﨑春花、2学年上に寺岡沙弥香がいる。すでにツアーで活躍する先輩。「沙弥香先輩は後輩に好かれるタイプの寄り添ってくれる先輩。春花先輩はついて行きたくなる頼れるキャプテンでした。おふたりともカッコ良かったです」。JLPGAの合格者アンケートの『目標とするプロゴルファー』の欄にも、2人の名前を書き込んだ。
練習日には、持ってきたティを袋ごとカラスに盗まれるアクシデントがあった。初日と2日目は慌てて購入したプラスチック製のティを使用したが、普段使っている木製のティとはどうしても感触が違った。第3ラウンドからは新たに購入した木製のティでプレー。「本当に買ってよかったです。たぶん最初に買ったのが摩擦を減らしてスピンを減らすみたいなティで、私、スピンが減ると右に行くんですよ」。ティを替えたことで武器である安定したティショットを取り戻した。
次は優勝賞金500万円の「マイナビ ネクストヒロインゴルフツアーファイナル」(19~20日、PGM総成ゴルフクラブ/千葉)に出場予定。優勝した第3戦は、北海道開催だった「日本女子アマ」の遠征費用を稼ぐために出場した。「そううまくいくかって話なんですけど、今度は来年のツアー転戦資金を狙おうと思います」。ネクヒロで最後のひと稼ぎを狙っている。(文・田中宏治)
