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ひとホールで3日間5オーバー 深堀圭一郎が“鬼門”クリアに意欲 「兼本みたいなゴルフを」

深堀圭一郎は“鬼門”攻略へ意欲を見せた。

所属 ALBA Net編集部
高桑 均 / Hitoshi Takakuwa

配信日時:2023年7月2日 10時00分

<全米シニアオープン 3日目◇1日◇セントリーワールド(米ウィスコンシン州)◇7218ヤード・パー71>

初の「全米シニアオープン」で予選を突破した深堀圭一郎だったが、ムービングデーの浮上はならず。2バーディ・5ボギー・1ダブルボギーの「76」と崩し、トータル13オーバー・54位タイで最終日に向かう。

その兼本は最後同伴競技者と“日本式”の挨拶【大会フォト】

「逆ムービングデーでした」。前半を3ボギーとして後退しながらも11番、13番でバーディを奪い盛り返した。だが状況は好転しない。悔やまれるのはパー4の15番だ。初日はフェアウェイからシャンクしダブルボギーを打つと、2日目はボギー。そしてこの日もティショットがフェアウェイバンカーにつかまるなどダブルボギーを叩いた。3日間で5つも落とすホールもなかなかない。

「後半はいいショットも出てきたけど、15番が鬼門ですね」。ストレートなパー4でこの日は427ヤード。なかなか楽に通過をさせてくれない相性の悪さだ。「よくなってきたと思っても、あそこで流れをパタッと止めてしまう」。最終日こそリベンジを果たしたいホールといえる。

難易度の高いコースではうまくいかないことだらけで、この3日間は得るものもありながら、足りないものを再認識することが多かった。「あしたもきっと難しいコンディションのはず」と警戒はしつつ、たまったストレスを吐き出して、収穫を持って終えたいところ。

「兼本みたいなゴルフをしたいですね。1回くらいはアンダーパーを出したい」。初日の「82」から一転、2日目に予選ラウンドのベストスコア「67」をマークしてカムバックした兼本貴司にあやかって、ファイナルラウンドは攻めのゴルフでリベンジをにらむ。(文・高桑均)

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