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「プレーしてこそ解説できると思っている」 二足のわらじを履く加瀬秀樹が目指す10位以内【シニア最終予選】

「プレーしてこそ解説できると思っている」 二足のわらじを履く加瀬秀樹が目指す10位以内【シニア最終予選】

所属 ALBA Net編集部
小高 拓 / Hiromu Odaka

配信日時:2022年3月3日 18時19分

PGAシニアツアー予選会・最終予選 2日目◇3日◇トム・ワトソンゴルフコース(宮崎県)◇6741ヤード・パー72>

国内男子ツアー通算4勝、国内シニアツアー3勝を挙げ、ゴルフ中継のテレビ解説でおなじみの加瀬秀樹。62歳になってもまだまだツアーで戦う気力を失っていない。今年の国内シニアの出場権をかけた今予選会。初日を2オーバー・18位タイで終えると、この日は2バーディ・1ボギーの「71」をマークして、トータル1オーバー・6位タイに順位を上げた。

期待の若手に熱血指導を行う加瀬秀樹【写真】

「初めてアンダーパーが出たよ」。今年に入ってこのコースで20ラウンドほどをこなしている加瀬だが、アンダーパーが出た記憶がない。松林にセパレートされたコースは、フェアウェイキープが必須。フェアウェイをとらえても、アンジュレーションのあるグリーンが選手を苦しめる。「すべて難しい。おとといの雨でグリーンが少し軟らかくなったけど、それまではピッチマークがつかないくらい硬かった。軟らかいといっても、硬いけどね」。

アンダーパーのラウンドは歯を食いしばってのプレーだった。「グリーンに乗ったのは9ホール。寄せワンでがんばれた」。9ホールでパーオンを逃したが、ボギーは1ホールのみと、耐えに耐えて待望の“赤字”だった。

2010年にシニアデビューした加瀬は、3勝を挙げるなど長年シード選手として活躍。19年は賞金シードを落としたが、20年はレギュラーツアーの「生涯獲得賞金ランキング20位以内」の資格で出場してシード権を取り戻した。しかし、「パッティングが入らず、リズムに乗れなかった」と21年は賞金ランキング39位で再びシード権を喪失した。

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