<JLPGA最終プロテスト 初日◇3日◇静ヒルズカントリークラブ(茨城県)◇6462ヤード・パー72>
9月に行われた米国女子ツアー出場権をかけた予選会(Qシリーズ)の1次予選を5位で突破。アマチュアの中嶋月葉は、10月13日から始まる予定だった2次予選会に出場するため、会場のあるフロリダ州に滞在していたが、大雨による延期という事態に遭遇した。
新たに設定された日程は現地時間11月3日から。この最終プロテストとの同日開催になった。そこで19歳は、「日本の資格を先に取りたかった」と、プロテスト受験を選択した。エントリー期限のギリギリまで迷った末に下した決断だった。
迎えた初日は「もう少し伸ばしたかった」と“満点”とは言えないものの、2アンダー・13位タイと合格圏内につけた。後半はパーを並べ続けたが、そのなかでも「狙って取ることができた」という最終18番のバーディに胸を張る。池が絡むホールでティショットをドライバーで攻め、最後は2.5メートルを沈めたプレーは、あす以降にもつながってくる。
初めてプロテストに挑んだ昨年は、合格に3打届かずに涙をのんだ。「去年は落ちてすごく落ち込んだけど、すぐに切り替えることができました。あの経験があったからゴルフへの姿勢が変わった気がします」と話す。特にパター対策には時間を割いた。「パターが得意なクラブと言えるようになりたい」というのが目標だが、この日はパット数『29』でシビアなパーパットもいくつも沈めた。
米ツアーの出場権を得られれば、米国を選択していたというほど海外志向は強い。ただ、今年はその気持ちを封印し、2度目の挑戦で合格を目指していく。「毎日アンダーを出せば通ることができると思う。1つずつ積み上げて、どこかで(ビッグスコアが)出せればラッキーですね」。きょう3日は19歳の誕生日。ここでプロになり、新たな年の始まりをいい形で滑り出したい。(文・間宮輝憲)
