マイナビ ネクストヒロインゴルフツアー（以下マイネク）開幕戦「マイナビカップ」を終えて、最新のマイナビ ポイントランキングが発表されたが、ここで『ポイント制度』をおさらいしよう。

マイネクでのポイント制度は『マイナビポイントランキング』（以下MPR）と呼ばれ、各試合の順位に応じてポイントが付与される。シーズン終了時点の通算ポイントで『マイネク女王』（年間女王）と来季前半戦のシード選手が決定する。

1日競技での獲得ポイントは優勝で1000ポイント（pt）、2位で800pt、3位650pt、4位600pt。2日間競技の場合は1500pt、1200pt、1000pt、900ptと続いていく。各大会で予選カットは設けられていないため、全出場選手にポイントが加算される。

今季開幕戦は2日間だったため、初出場・初優勝を飾ったルーキー桑村美穂が1500ptを獲得。同ランキング1位でシーズンをスタートさせた。2位は1打差で優勝を逃したルーキー・商崎鈴菜。3位タイに同ツアー2勝の佐渡山理莉、前多愛（ともに950pt）、4位からは郡山瞳（800pt）、元ナショナルチームの飯島早織、ルーキー・千田萌花がそれぞれ770ptで並んでいる。

国内女子ツアー1勝、臼井麗香の妹・蘭世は702.5ptで8位タイ、同じく国内女子ツアー1勝、淺井咲希の妹・美希は160ptで22位タイにランクインした。

前半戦終了時点のMPR上位3人に最終戦を含む後半戦全ての出場シード権が獲得でき、シーズン終了時点の通算ポイントで『マイネク女王』（年間女王）が決定する。また、MPR上位10人（卒業生による繰り上げなし）へは来シーズンの前半戦シード権が与えられる。

昨年はプロテスト合格を果たした青木香奈子、2023年には現在レギュラーツアーで活躍する政田夢乃が年間3勝を挙げ、『マイネク女王』に輝いた。政田はプロ入り後出場20試合中、5度のトップ10入り。昨年末のファイナルQTを9位で突破し、今季の前半戦に出場している。一方、青木はプロデビュー戦となった「Vポイント×SMBCレディス」で13位タイと出場ルーキーのなかで最上位でフィニッシュ。ルーキーとしての注目度は大幅にアップした。

きょう15日からは、2日間競技の「CRÉATION DREAM CUP」が、神奈川県の葉山国際カンツリー倶楽部で行われている。さてランキングはどのように変動するのか？ 今年も、この舞台から“原石”たちが飛び出していく！