ハワイにあるタートルベイ・リゾートで開催された、米国女子ツアーの開幕戦「SBSオープン」の最終日。9位タイスタートの宮里藍は3バーディ・2ボギーとスコアを1つ伸ばし、トータル3アンダーでホールアウト。今季の米国女子ツアー開幕戦を、5位タイでフィニッシュした。
A・スタンフォードが開幕戦V!
上位フィニッシュするため、少しでもスコアを伸ばしていきたい宮里だったが、2番パー4のボギーで、早くもスコアを1つ落としてしまう。なかなかバーディが奪えないまま迎えた9番で、この日最初のバーディ。後半は11、12番で連続バーディを奪い、14番でボギーがあったが、時折降る雨にもリズムを崩すことのなかった宮里は、トータル5アンダーで今季の開幕戦を終えた。
初日の35位タイから着実に順位を上げ、最終日の健闘も光った宮里。米国を主戦場として4年目。初優勝という悲願成就に向け、今季最高のスタートが切れた。
一方、5アンダー4位タイでスタートした上田桃子は、後半に入って大崩れ。昨日同様1番でバーディ発進したが、その後は苦しいゴルフを展開。5、6番で連続ボギーを叩いてしまうが、9番のバーディで、前半をなんとかイーブンでまとめる。
昨年のリベンジをしようという焦燥感からか、後半に入ってからはスコアを伸ばどころか、6つのボギーで“42”という大叩きを演じてしまう。
結局この日1日は“らしさ”を発揮できないままホールアウトした上田、トータル1オーバーで悔しいシーズン幕開けとなった。
優勝は、トータル10アンダーとしたアンジェラ・スタンフォード(米国)、ミシェル・ウィー(米国)はスコアを1つ落として単独2位。ルーキーの大山志保は50位タイ、宮里美香は55位となっている。