スタート時間は午後2時。「日本なら、中断していて、この時間のスタートはあるけど(笑)」と笑った初日。2バーディ・3ボギーの「72」、1オーバー・44位タイ発進を決めた堀琴音は疲れがにじむ表情で18番へと戻ってきた。
全英から直送! 堀琴音のドライバースイング【動画】
日本勢12人のなかで最後のスタート。朝の雨はとうにあがり、すでにこのときには晴れ間が広がっており、上空を見れば、猛スピードで雲が流れていた。それほど強い風と寒さが本場のリンクスを演出する難条件。堀はホールアウト後、開口一番「過酷でした、本当に」と疲れ切っていた。
5年ぶりの全英の地。出だしからボギーを喫したが、5番パー5でバーディを奪い返した。イーブンパーで迎えた13番。ここをボギーとすると、距離が長いうえにアゲンストの強い風が吹く14番で連続ボギー。「もったいなかった」としたが、17番パー5ではしっかりとバーディ。なんとか耐えてみせた。
「想像以上の風だった」と振り返る1日。「途中3ホールくらい、一瞬やんだのでやむかと思ったらぜんぜん違った」。風は増す一方。それでも大会前に話していた「楽しみたい」という気持ちを頼りに戦った。

