1位に一番長くいる米国人だけど…　ネリー・コルダが世界ランキングよりも大事にしていること

＜ヒルトン・グランドバケーションズ トーナメント・オブ・チャンピオンズ　初日◇20日◇レイク・ノナG＆CC（米フロリダ州）◇6617ヤード・パー72＞

初めて世界ランキング1位で迎える開幕戦でも金メダリストは安定したプレーを見せた。ネリー・コルダ（米国）は「68」でまとめて、首位と1打差の4アンダー・2位タイグループにつけた。

圧巻のスタイル　ネリー・コルダのパーティウェア

大会は違えどレイク・ノナG＆CCは昨年優勝した舞台。やはり相性はいい。出だしでボギーが2つ先にくる嫌な展開も5番からの3連続バーディで一気に吹き飛ばすと、折り返して10番でもバーディ。さらに11番では「ドライバーが本当にうまくいったわ。そこから222ヤードをハイブリットで打って1.2メートルにつけられた」とイーグルを奪取。その後はバーディとボギー1つずつにまとめて、新シーズン最初の18ホールを終えた。

プロとアマが同組で戦う形式の今大会。この日はシンカーのように沈む球を武器に活躍した元メジャーリーガーのデレク・ロウ、そしてプロフットボール殿堂入りもしている元NFL選手のチャールズ・ウッドソンとラウンド。「すごく楽しかったわ。デレクは毎年一緒にプレーしているの。去年は最終戦も来てくれたわ。チャールズはきょうが初めてだったけど、すごく楽しく過ごせた。全体的にすごく堅実なプレーをするグループだったと思う」と別の競技で頂点を極めた2人も好プレーを後押しした。

コルダは現在米国人として最も世界ランキング1位に長くキープしている選手となっている。本人も分かっており、「それは素晴らしい気分だわ」と話すが、一方で世界ランキングにはそこまで重きを置いていないという。