渋野日向子が13日、港区にあるAoyama Park 9ine(青山パークナイン)で、アディダスジャパンが主催するトークショーに出演した。
アディダスゴルフと契約を結ぶ渋野は、今年の日本ツアー「樋口久子 三菱電機レディス」でも“披露”した『オリジナルスゴルフ』のウェア姿で会場に登場。詰めかけた40人のファンは大きな拍手で出迎えた。先週は来季の出場権を懸けた最終予選会(Qシリーズ、アラバマ州)に出場。2日前に帰国したばかりだが、笑顔で客席に手を振るなど元気いっぱいの様子だ。
冒頭には「今年はみなさんに悔しかったり、つらい思いをさせることが多かったのですが、最後までみなさんと戦うことができて、予選会もギリギリ(24位)だけど通れて良かったです」などあいさつ。そこからは質問コーナー、ジュニア選手やファンとのシミュレーションゴルフ対決など30分交流した。
その後は、ファンとの記念撮影会も行われ、すべて含めてあっという間の1時間が経過。「いつも短く感じる。笑いに包まれて良かったです。もっと(長時間)やってもいい」と、渋野にとってパワーをもらえる時間になった。
米ツアー参戦4年目となった今年は、6月の「全米女子オープン」で7位になったが、結果的にトップ10入りはこの1度だけ。23試合の出場で予選通過も10試合と不振に苦しんだ。ポイントランキングも104位に終わり、同80位までの選手が得られるシード権(カテゴリー1)を喪失。予選会通過により、来季は限定的な出場権になる『カテゴリー15』からスタートする。
それでも試練を乗り越え、表情は晴れやか。「落ちるところまで落ちたので、あとははい上がるだけ。今は前向きで、来年が楽しみです。ハラハラドキドキさせてばかりですが、勝つまでの旅を一緒にしてもらえるとありがたいです」と、力強い言葉で、集まったファンたちに“共闘”を呼びかけた。(文・間宮輝憲)
