歯に衣着せぬ発言で過去にも物議をかもしてきただけあって、この日も自分の考えをオブラートに包まず明かす。「PGAツアーの会員資格を返上したわけではないし、そこでもプレーしたい。できるか、できないかは僕が決めることではないけど、プレーする機会を増やしたい」。現時点でもPGAツアーは、LIV参加者を“追放”する立場を強調し、賞金増額など対抗策を打ち出しているが、その未来が変わることも願いながら新天地で戦う。
「個人でありながら、チームの優勝という同じ目標のために、お互いに成長し、協力し合う。そんな仕事がしたい。そして彼らのやりたいようにやらせてあげたい。それをライダーカップやプレジデンツカップで学んだ。タイガー(・ウッズ)が、自分たちがプレーしやすくなるように素晴らしい仕事をしてくれたように」。ゴルフの求道者は、この新しく開いた道を恐れずに突き進んでいくようだ。
