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キング流飛んで曲がらないスイング 左手甲を押されるイメージで始動すると手打ちにならない【シニア賞金王・篠崎紀夫のミチノリ】

キング流飛んで曲がらないスイング 左手甲を押されるイメージで始動すると手打ちにならない【シニア賞金王・篠崎紀夫のミチノリ】

所属 ALBA Net編集部
小高 拓 / Hiromu Odaka

配信日時:2022年3月29日 10時20分

■体が硬くても上体を捻転すれば飛距離は出る

意外にも年齢以上に体が硬く、バックスイングでは両手の位置を高く上げないものの、体の捻転は意識しているという。「左手甲を目標と反対側に押される感覚でテークバックを行います。その際、ヘッドのネック部分から上げるイメージを持つと、左肩が最初に動くので上体を捻転しやすく手打ちにもなりません」。スイングリズムが常に一定になることを心掛けている篠崎だが、静から動の始動のルールを守ることで、手打ちにならない捻転スイングを行える。

ダウンスイングからインパクト、フォローにかけては、左右のヒザを目標方向に平行移動することで、インパクトゾーンを長くしている。このときも右足カカトは浮かせずに、右足の外側だけを浮かせるという。

「両足がベタ足でフィニッシュまで振り切らなくてもあまり飛距離は変わらないので、ああ、フィニッシュはいらないんだなと思ったことはあります(笑)。上体の捻転とクラブヘッドの重さだけでどれだけ飛んでいくのかと思いますが、けっこう飛びますね」という篠崎のことばを聞くと、アベレージゴルファーはやはり振りすぎなのだろう。


■篠崎紀夫
しのざき・のりお/1969年10月24日生まれ、千葉県出身。身長162センチ、体重67キロ。92年プロ転向。プロ16年目の2007年「ANAオープン」でツアー初優勝。賞金シードは4シーズン手にしたが13年が最後。19年にシニア入りし、2年目の20年「マルハンカップ太平洋クラブシニア」でシニア初優勝を遂げるなど賞金ランキング2位に入る。21年は年間3勝を挙げてシニア賞金王となった。レギュラーツアー通算1勝、シニアツアー通算4勝。北谷津ゴルフガーデン所属。

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