これからはプレーヤー一筋? 倉本昌弘のドライバースイング【写真】
■“サッカー推薦”がなぜか不合格で目指したプロゴルファー
1992年のプロテストに合格した篠崎は、国内男子ツアーの出場権をかけた予選会、クオリファイングトーナメント(QT)を突破できずに苦しい時期を過ごしたが、2006年のQTで3位になり、07年のレギュラーツアー出場資格を獲得。同年、「ANAオープン」で3人によるプレーオフを制し、プロ16年目でツアー初勝利を遂げると同時に初めて賞金シードも得た。その後、13年までに4シーズン、賞金シードを手にした。
50歳になった19年からシニアツアーに参戦すると、20年に初優勝を遂げ、21年は年間3勝を挙げて賞金王となった。篠崎が所属する千葉県の北谷津ゴルフガーデンは、国内女子ツアー賞金女王の稲見萌寧が小学生時代から練習の拠点としている。男子、女子、シニアのツアー対抗戦の「日立3ツアーズ選手権」では、 “北谷津同門対決”が注目を浴びた。
すっかり“シニアの顔”となった篠崎だが、アマチュア時代も含めて、決してエリート街道を歩んできたわけではない。シニアの世界に入ってから才能が開花したといっていい。
