国内女子ツアーの2026年シーズンもいよいよ佳境に入ってきた。最終戦の「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」は今季優勝者、メルセデス・ランキング(MR)上位者、世界ランキング上位者のみが出場するため、来季のシード権を争う戦いはその前戦となる「大王製紙エリエールレディス」で終結を迎える。シード獲得となるMR50位内を目指す選手たちの動向を追っていく。
今週の「TOTOジャパンクラシック」と最終戦を除けば、シード争いは残り2試合。前週の「樋口久子 三菱電機レディス」では、現シード選手、来季シード当確選手が上位を占めて、ランキングに大きな変動はなかった。
2週前の「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」で単独2位に入り、圏外から一気にMR42位まで上がっていた森井あやめが前週も7位に入り、一気にMR39位まで浮上。2試合で24ランクアップを果たし、来季シードに向け安全圏に入っている。
昨年MR50位で初シード入りを果たし、今季フル参戦している都玲華もランクを上げた一人。10月2週目以降は12位、16位、10位、16位と安定した戦いで、4試合で61位から48位までステップアップ。まだ確定とはいかないが、2年連続シードに近づいた。
その一方で、“常連”の選手もシード喪失の危機に直面している。MR51位(425.32pt)につける永峰咲希は3月の「アクサレディス」で優勝を遂げて来季までの出場権は確保しているが、MR50位外となれば不名誉な記録となってしまうため、なんとか50位内を目指したいところ。
ちなみに現在のMR50位は畑岡奈紗で432ポイント。ここをクリアできるかが、ひとまずの目安となる。
MR52位の藤田さいきは特別保証制度の適用もあって、50位外に終わっても即シード落ちとはならない。とはいえ、こちらも残り2試合で50位内を決めておきたい。MR53位(406.12pt)の福山恵梨は初シードを狙い、同54位(403.80pt)の山路晶と55位(379.20pt)の川﨑春花は返り咲きをにらむ2試合となる。
今季シード選手で喪失危機なのは山城奈々(60位・343.95pt)、渡邉彩香(63位・324.96pt)、鶴岡果恋(64位・321.95pt)、全美貞(65位・314.39pt)で逆転圏内。内田ことこ(85位・153.41pt)、泉田琴菜(86位・148.49pt)の二人はかなり厳しい状況となっている。
※ただし鶴岡は妊娠を発表しており、産休制度の適用が予想される
TOTO翌週には3日間大会の「伊藤園レディス」が開催され、優勝は200pt。実質最終戦の大王製紙エリエールレディスは4日間大会で優勝が300pt。50位を基準とすると、全美貞までは1試合での逆転が可能だが、内田や泉田は2試合連続での上位進出が必須の状況に追い込まれた。
【順位に応じた獲得ポイント(pt)】※ptはいずれも単独の場合
■伊藤園レディス
優勝:200pt
2位:120pt
3位:90pt
4位:70pt
5位:60pt
■大王製紙エリエールレディス
優勝:300pt
2位:180pt
3位:135位
4位:105pt
5位:90pt
◇
あらためて、シード権の仕組みを見てみよう。毎試合ごとの獲得メルセデス・ポイントによって決まるMR上位50人が翌年のフル出場権を獲得。MR51~55位までは第1回リランキング(26年は6月のニチレイレディス終了時)までの出場権を獲得することになる。
今週の「TOTOジャパンクラシック」は日米ツアーの共催で出場人数も日本ツアーからはMR上位35人と、シード争いとは無関係。次週の「伊藤園レディス」とラス前の「大王製紙エリエールレディス」でどのように変化するのか。
