ツアー出場選手の4分の1は関東出身選手
シード選手に限ってみると、関東出身者は12人とこちらも最多だ。これに続くのは九州・沖縄の11人。関西のシード選手は6人で、出場人数の少ない中国・四国、中部はともに5人、北海道・東北は4人と、シード選手は全国的に散らばっている。海外勢は韓国が7人、台湾が2人となっている。
出場選手8人、シード選手5人の大阪府が最多
大阪に続くのは、東京都と兵庫県の7人。東京は賞金女王の稲見萌寧を筆頭に、笹生優花、植竹希望、菅沼菜々と20代前半のシード選手4人に加えて、復活を期す松森彩夏や葭葉ルミも出場権を得ている。
兵庫県は昨季6勝を挙げて賞金ランキング2位の古江彩佳がいるが、シード選手は1人だけ。ささきしょうこや淺井咲希といった優勝経験者、西村、古江と同じプラチナ世代の安田祐香らがいる。古江は米国を主戦場とするため日本を留守にするかたちとなるが、お隣の大阪に負けじと、今年は兵庫県出身者の活躍も期待される。
次に原英莉花らがいる神奈川県の6人(シード選手1人)。渋野日向子らの岡山県(シード選手1人)と三ヶ島かならの福岡県(シード選手1人)、比嘉真美子らの沖縄県(シード選手2人)が5人と続く。
九州勢はベテランが健在 都市部は若手が台頭!?
関東地区で唯一シード選手がいないのが樋口久子の出身地、埼玉県と意外な結果になった。また、出身者ゼロの地区は19県にも上ったが、森田理香子を輩出した京都府も含まれる。青森県出身者の会員数は4人、岩手県は6人など会員数自体が少ないことも影響しているだろう。
今回の調査である傾向が見えた。ゴルフ大国として女子ゴルフ界を牽引してきた九州・沖縄地区。今季のシード選手は勝みなみと大里桃子の黄金世代2人がいるものの、全体的にはベテラン勢が多い。一方、20歳前後のシード選手は東京都や大阪府の大都市部近郊が増えていた。
主要選手100人 地域別
北海道 ※小祝さくら、※菊地絵理香、阿部未悠、内田ことこ
青森県 ―
岩手県 ―
宮城県 ※山路晶
秋田県 ―
山形県 ―
福島県 ※酒井美紀、岸部桃子
【関東 26人】
茨城県 ※金澤志奈
栃木県 ※藤田さいき、※臼井麗香、吉川桃
群馬県 ※青木瀬令奈、大出瑞月
埼玉県 佐久間朱莉、岩橋里衣、工藤遥加
千葉県 ※西郷真央、※吉田優利、※仲宗根澄香、大西葵
東京都 ※稲見萌寧、※笹生優花、※植竹希望、※菅沼菜々、永嶋花音、葭葉ルミ、松森彩夏
神奈川県 ※原英莉花、林菜乃子、鶴岡果恋、下川めぐみ、川岸史果、佐藤心結
【中部 7人】
新潟県 ※高橋彩香、※若林舞衣子、石井理緒
富山県 ―
石川県 ―
福井県 ―
山梨県 ―
長野県 ―
岐阜県 小野祐夢
静岡県 ※渡邉彩香
愛知県 ※穴井詩、※野澤真央
【関西 16人】
三重県 ―
滋賀県 吉本ひかる
京都府 ―
大阪府 ※西村優菜、※山下美夢有、※岡山絵里、※木村彩子、※濱田茉優、石川明日香、高木萌衣、上野菜々子
兵庫県 ※古江彩佳、ささきしょうこ、淺井咲希、西木裕紀子、安田祐香、竹山佳林、竹内美雪
奈良県 ―
和歌山県 ―
【中国 8人】
鳥取県 ―
島根県 ―
岡山県 ※渋野日向子、小倉彩愛、桑木志帆、東浩子、藤本麻子
広島県 ※田辺ひかり
山口県 木下彩、沖せいら
【四国 4人】
徳島県 ※鈴木愛、※堀琴音
香川県 ※森田遥
愛媛県 河本結
高知県 ―
【九州・沖縄 19人】
福岡県 ※三ヶ島かな、福山恵梨、福田真未、後藤未有、天本ハルカ
佐賀県 ―
長崎県 ―
熊本県 ※上田桃子、※大里桃子、※笠りつ子、※有村智恵
大分県 ―
宮崎県 ※永峰咲希、※大山志保、※柏原明日架
鹿児島県 ※勝みなみ、横峯さくら
沖縄県 ※比嘉真美子、※宮里美香、大城さつき、新垣比菜、川満陽香里
【海外 13人】
韓国 ※申ジエ、※全美貞、※ぺ・ソンウ、※イ・ミニョン、※ユン・チェヨン、※イ・ナリ、※李知姫、アン・ソンジュ、黄アルム、イ・ボミ、リ・ハナ
台湾 ※サイ・ペイイン、※テレサ・ルー
※は前年の賞金ランキングおよびメルセデスランキング上位50位で通年の出場資格を持つシード選手