2017年、シード落ちの危機に瀕していた原江里菜に樋口久子が送ったアドバイス。
シード権が決まる「大王製紙エリエールレディス」の開幕を前に、「樋口久子相談役から“あなたはまな板の鯉”と言われました」と明かした。つまり「なるようにしかならないから開き直れ」ということだ。
「私もそうだと思います。なるようにしかならない。だから焦りもありません。目の前のプレーに集中してやって、それが良いプレーにつながれば良い」。じたばたすることなく、あるがままを受け入れる。そんな強い決意が言葉の端々からヒシヒシと感じられた。
結果、目標としていた単独2位に届かず、28位タイでフィニッシュ。賞金ランク50位以内を逃し、これまで5年連続で守り通したシード権を喪失した。