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村田理沙の「ゴルフ人生はこれからが本番!」【第7回】自分は中堅じゃない

こんにちは、プロゴルファーの村田理沙です。今回、短期連載の場をいただいたのですが、縁となったのは私が米国の下部ツアー「シメトラツアー」でプレーしていたこと。日本ではあまり知られていないシメトラツアーの実態を、私自身の目標も加えてお話ししていきたと思います。

配信日時:2020年11月25日 10時30分

【第7回】自分は中堅じゃない

こんにちは、プロゴルファーの村田理沙です。今回、短期連載の場をいただいたのですが、縁となったのは私が米国の下部ツアー「シメトラツアー」でプレーしていたこと。日本ではあまり知られていないシメトラツアーの実態を、私自身の目標も加えてお話ししていきたと思います。

村田理沙が芝の上にペタンと座って笑顔【写真】

本当ならシメトラツアーの経験を生かし、「2019年のQTで上位に入りました」と報告できればカッコよかったのですが、結果は99位で今年の主戦場はステップ・アップ・ツアーとなっています。

でも、私は自分の未来に希望を持っている。それはシメトラツアーで得た経験があるからです。

とにかく、向こうの選手のゴルフは参考になった。まず、決断に自信を持っている。不安がないからプレーも思い切りがいい。仮に80を打っても、「次は頑張ろう」とポジティブな気持ちで臨んでいます。

これは私と比べるからかもしれないし、日本人選手でも思いきりのいい選手はいると思います。でも、私の目には新鮮に映った。プレー中も一喜一憂することなく、ミスしても我慢して次に向けて切り替える。これが私に足りないところでした。

もう一つは私と同じ世代がルーキーして頑張っていたこと。日本と米国の違いがあると思うけれど、向こうの9割は大学を卒業してからプロに進むスポーツシステムのようなものが確立されているのです。日本は高校を卒業したらプロだけど、向こうは大学で力をつけて完成させ、プロに入ってから勝負をしていく。

日本にいるとき「自分は中堅」という感覚があったのに、向こうは大学を卒業した選手がズラリ。「あれ、24歳の自分はまだまだ若手。まだまだこれからだよね」と考えられるようになった。シメトラツアーで得たものは、この「これから」という部分が大きいかもしれません。

生活自体も基本は自分でこなしたから自信になった。本音をいえばいろいろな人に助けられたけど。お世話になった方には、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。

こうして周りの人にも助けられ、精神的に少し成長した私は、新たなゴルフ人生を歩んでいる最中です。最終回の次回は、私の目標についてお話ししますね。

※同連載は週1回の更新で、全8回を予定しています。

■村田理沙(むらた・りさ)
1995年6月22日、東京都三鷹市出身。身長161センチ、体重52キロ。祖父母の影響で8歳からゴルフを始めた。杉並学院高校(東京都)から山梨学院大学(山梨県)に進学したが中退し、まずは日本のプロテストに専念。3回目の2016年7月29日に合格し、晴れて正式な女子プロゴルファーとなった(88期生)。2019年には米国下部「シメトラツアー」でプレー。帰国後に日本のQTを受け99位の成績だったことから、今年はステップ・アップ・ツアーを主戦場としている。アメリカ人の父と日本人の母を持つ美人プロとしても有名。ゼビオホールディングス所属。

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