ホステス最年少の “アヤ”がレジェンドから金言 田村亜矢は重責にも「身が引き締まる」

＜大東建託・いい部屋ネットレディス 事前情報◇25日◇鳴沢ゴルフ倶楽部（6,685ヤード・パー72）＞

昨年プロテスト合格の田村亜矢が、ホステスの大役に初めて臨む。昨年の11月に本大会を主催する大東建託株式会社と契約。同社契約プロの渡邉彩香、江澤亜弥に加わり、めでたくホステスチーム“アヤ”の一員になった。

【写真】前夜祭ではホステス3人がドレスでにっこり！

その最年少“アヤ”が、プロアマ大会で女子プロ界のレジェンド・樋口久子とラウンドする大役を任された。ラウンドに入る前は少し緊張感もあったが、「コースに入ってからは色々質問させて頂きました」。男子ゴルフ界のレジェンド・ジャンボこと尾崎将司に師事する田村は、女子のレジェンド相手にも普段通りの自分で対応できた。

“常にゴルフのことを考えていたほうがいいのか、オン・オフの切り替えは大事かどうか”。そんな質問を樋口にぶつけてみると、「“オフはたまにでいい。自分の選んだ道だから（ゴルフを）優先的に考えている“と教えて頂きました。ジャンボさんも365日ゴルフについて考えていらっしゃると思うので、世界で活躍されてきたお二人に共通しているなと思いました」と、学ぶことも多かったようだ。

明日からの本戦にも、感じるプレッシャーは少しだけ。「応援してくれる家族がたくさんいるようで心強いですし、身が引き締まります。いいところを見せる場を作って頂いたので、結果を出したいです」とほどよい緊張感で大会を迎えられそうだ。

会場入りする前にはジャンボ邸へ挨拶に行き、「行ってこい」の一言をもらってきた。「今できることをコツコツやっていくだけ。賞金ランクも大事ですが、今自分に何が必要で、何をやるべきかを見据えてやりたいです」。苦しかったプロテストから1年。プロ、そしてホステスと大きく状況が変わってもやることは変わらない。目の前の一打に集中していく。（文・谷口愛純）