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「どうなることやら」からの…上田桃子は+3から-3へ華麗なるカムバック

「どうなることやら」からの…上田桃子は+3から-3へ華麗なるカムバック

所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita

配信日時:2018年5月25日 18時04分

6バーディで華麗なカムバックを果たした上田桃子
6バーディで華麗なカムバックを果たした上田桃子 (撮影:上山敬太)
リゾートトラスト レディス 初日◇25日◇関西ゴルフ倶楽部(6,569ヤード・パー72)>

首位発進を決めた岡山絵里が7アンダー、2位のカリス・デイビッドソン(オーストラリア)が6アンダーと伸ばしあいの様相を呈している「リゾートトラスト レディス」。そんな中、一時は3オーバーまでスコアを落としていた上田桃子が、6バーディを奪い、3アンダー・12位までカムバックした。

初日の模様を500枚以上の写真でプレーバック!

本人も、見ていた母・八重子さんも「どうなることやら…」というスタートだった。スタートホールでボギー。そして次のホールでダブルボギー。大抵の選手は気がめいる展開だが、本人は意外にも冷静だった。「ショットが悪くてスコアを落としたというよりは距離感が合ってなくてのものだったので、前半で戻せたらいいと切り替えました」。この落ち着きが功を奏し、前半だけで4バーディとアンダーパーへ。さらに「チャンスが少なかった」という後半でも2バーディ・ノーボギーと2つ伸ばしてホールアウト。気が付けば首位と4打差と上の見える位置まで返り咲いた。

いきなり叩いても冷静でいられたのには、もう1つ理由がある。それは今週のキャディが初めてタッグを組む東勝年氏だったことだ。「初めてだったので、最初はお互い探り探りでした。そんな中で、来週もお願いしているから、私のプレーを知ってもらわないといけない。来週のためにも落ち着いて自分のプレーを見せなければ。そう思う気持ちも私を冷静にさせてくれました」。その後、「距離感など少しずつ理解してもらえて、攻めるところとそうでないところを同じマインドでできました。プレーしやすくなりました」と2人の“距離感”が縮まったことも、巻き返しに貢献したのは言うまでもない。

「このコースは縦の距離の感覚がとても大事なコース。風などの影響もあって、いいショットなのにオーバーしたりする。明日に向けてそこだけ調整したい」。もう1つの“距離感”もしっかりアジャストできれば、2007年以来となる今大会2勝目が見えてくる。(文・秋田義和)

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