トレーニングはチューブを引っ張ったり、重量を背負ってスクワットしたりバイクをこいだりと、下半身がメーンです。大前提として左ひじに振動などがいかないこと。走るようになったのも2月になってからです、それまでは振動でひじが痛くなっていたので。

その結果、いつも開幕したときには周りから「痩せた？」って言われていたのですが、今年は「がっちりした？」って言われてます（笑）。嫌とかはなく、それはそれでいつもと違った年だなって。冒頭でもお話したとおり、4kgくらい増えました。

トレーニングの成果としては、今年は打ってる時に「今、ちょっと体が浮いたな」と思うショットが減りました。安定感が出てきました。あとは毎日スクワットしているのですが、忘れた翌日のショットは不安になったりするようになりましたね。そのくらいトレーニングが日常になっています。

手術を通してトレーニングの大切さを知りました。今では練習と同じぐらい大切なことだと思っています。だから欠かせないことの1つですね。どうしましょう？　来年はボディービルダーみたいになっていたら（笑）。

■プロフィール
藤田光里（ふじたひかり）/1994年9月26日生まれ、北海道札幌市出身
父の勧めで3歳からゴルフを始め、13年のプロテストで合格。さらに同年のファイナルQT1位、新人戦でも優勝を飾るなど鳴り物入りでツアーに参戦した。初年度は優勝こそできなかったもののシードを獲得、15年の『フジサンケイレディス』で初優勝を挙げた。ゴルフの実力だけでなく、端正なルックスも相まって人気も高い。