「逃げます(笑)」 菊地絵理香VS韓国包囲網 それぞれの思惑は？

＜ヤマハレディースオープン葛城 3日目◇1日◇葛城ゴルフ倶楽部 山名コース（6,564ヤード・パー72）＞

「ヤマハレディース」は第3ラウンドが終了。首位から出た菊地絵理香が「どうしても単独首位で終わりたかった。それだけは頑張っておきたい」という狙い通り、トータル6アンダーで首位をキープ。自身4度目の優勝へ王手をかけた。

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2打差の2位につけるのは全美貞（韓国）。「ゴルフの内容は良かった。よく耐えられた」と2バーディ・1ボギーの「71」にまとめて、同組の菊地にくらいついた。「自分自身としてはいいプレーができていると思う。周りは気にせず自分のプレーに集中したい」と日本ツアー26勝目を狙う。

永井花奈と並ぶトータル2アンダーの3位タイにはアン・ソンジュ（韓国）、ジョン・ジェウン（韓国）がつける。アンは前半で連続バーディを奪ったものの、11番、12番と連続ボギー。それでも最終18番をバーディで締めて、「最終日に向けて気分転換はできた」と笑顔でホールアウトした。「あと1日しか残っていませんが、今まで良く我慢できているし、最終日も難しくなると思うのでもっと我慢して頑張りたいです」と頂点を見据えた。

第2ラウンドでその日のベストスコアタイとなる「69」を出したジェウンは、第3ラウンドも「70」とスコアを2つ伸ばして優勝戦線に浮上。「ショットが安定していて流れも良かったです。もう少しパターが入ってくれればなお良かったですね」と第3ラウンド唯一のノーボギーで駆け抜けた。2015年「中京テレビ・ブリヂストンレディス」以来となる久々の最終日最終組。「成績を意識せず、リラックスしていきたいと思います。自信を持って行きたい」と初優勝を狙う。