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【どこよりも早いスイング解説】柏原明日架は2つのポイント修正で“キレ”をゲット!

【どこよりも早いスイング解説】柏原明日架は2つのポイント修正で“キレ”をゲット!

所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita

配信日時:2017年3月21日 17時45分

オフの取り組みで飛距離アップ、柏原明日架のスイングを徹底解説
オフの取り組みで飛距離アップ、柏原明日架のスイングを徹底解説 (撮影:村上航)
3戦目が終わった今年の国内女子ツアー。今季の活躍が期待される選手のスイングを、ここまでのプレーを踏まえてツアープロコーチの辻村明志氏に解説してもらった。

軸足修正で“キレ”ゲット!柏原明日架のスイングを連続写真でチェック

第10回目は初優勝の期待高まる若手・柏原明日架。辻村氏が「特に良くなっている選手の1人。状態はかなり良い」と賛辞を惜しまない新鋭のスイングとは。

「柏原さんは去年の前半は成績が良かった。それが後半、自分のスイングができなくなっていたように見えました。左ひざが目標方向に流れて割れていました。そのためクラブは寝て、切り返した直後から手だけで振ってるように見えていました。また左ひざが流れるため、軸が傾きフィニッシュで左足に乗れてなかったのです」。本人もその欠点を自覚しており、シーズン終盤から修正に取り組んでいる姿を見ていたという。

「左足のすぐ左側にシャフトを立てて、スイング時に左ひざが流れてそのシャフトに当たらないように意識して打つ練習をずっと行っていました。2つの欠点を鑑みたときに、左足の動きを修正すればもう1つも改善すると考えたのでしょう。その通りです。左足がしっかりと壁になれば、クラブも立って降りてきますからね」。

今年はその練習で行ったことがしっかりと体に身についた。「オフの間しっかりと修正してきたなと言うのが率直な意見。昨年まで止まっていた下半身も今年はしっかりと使いきれてるのでスイングにキレがあります。スイングが良くなったことでヘッドスピードが去年比で2m/sは伸びたように思います。飛距離もかなり伸びています」。開幕戦ではイ・ボミ(韓国)、上田桃子ら実力者をオーバードライブし、今季から導入されたドライビングディスタンスでは堂々3位にランクイン。取り組んできたことは数字としてさっそく表れている。

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