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【スイング解説】右肩が突っ込むアマチュアが真似したい西山ゆかりのルーティンと練習法

【スイング解説】右肩が突っ込むアマチュアが真似したい西山ゆかりのルーティンと練習法

所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita

配信日時:2016年1月15日 17時17分

「常にアウトサイドインにならないよう意識している」ルーティンの西山ゆかり
「常にアウトサイドインにならないよう意識している」ルーティンの西山ゆかり (撮影:福田文平)
 昨季の国内女子ツアーの優勝者の活躍を振り返り、強さの要因を探る“Playback LPGATour2015”。第20回目は昨季「meiji カップ」でツアー初勝利を挙げた西山ゆかり。キャディを務めた師匠の芹澤信雄と二人三脚で掴んだことでも話題を集めたが、飛んで曲がらないドライバーが後押ししたのもまた事実だ。

【解説】西山ゆかりの精度の高いティショットを生み出すスイング連続写真(計11枚)

 西山は高校卒業後にプロ転向を目指して練習生となったもののプロテストに合格するまで8年の月日を要した苦労人。2008年のプロ入り後も、2012年までシードを獲得することができずステップアップツアーが主戦場だった。

 だが、2013年にステップアップツアーで初優勝を含む2勝を挙げるとようやく才能が開花。翌年に賞金ランク43位に入ってフル参戦の権利を得ると、シード1年目にしてツアー初優勝を挙げた。

 ツアープロコーチの辻村明志氏は西山の強さとして「飛んで曲がらず、飛距離と方向性(トータルドライビング)はツアーでもトップクラス」と芹澤と作り上げたティショットを挙げる。「彼女のスイングで注目してもらいたいのがスイングアークです。ゆったりと大きく、急加速や、急減速がなく、しっかりと背中にシャフトが当たるまで振り切れている(辻村)」

 「ダウンスイングからフィニッシュにかけて一番良くないのが減速。少しずつ加速しながらボールを打ち抜くことが理想で、急減速はもとより急加速もボールを大きく曲げてしまう原因である。出球の大きなずれ、ドチーピン、ドスライスで悩んでいるアマチュアには彼女を見習い、目先の飛距離は捨てて、ゆっくりとボールを飛ばすイメージから始めると良いのではないでしょうか」。

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